「Google Chrome 15」安定版公開、「新しいタブ」ページのデザインが変更


Google Chrome 15では「新しいタブ」のページが変更された

 米Googleは25日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン15を公開した。バージョン番号は「15.0.874.102」で、Windows版、Mac版、Linux版と、Internet Explorer用プラグインのChrome Frame版が公開されている。Google Chromeの既存ユーザーは自動的にアップデートされる。

 バージョン15の特徴は、「新しいタブ」ページのデザインが新しくなったことだ。このデザインでは、新しいタブの「よくアクセスするページ」と「アプリケーション」の切り替えを画面下部に配置されたラベルで行う形になった。また、画面の左右に表示される矢印アイコンでも切り替えができる。

 Chrome用のアプリを公開している「Chrome Web Store」のデザインも新しくなった。新デザインのChrome Web Storeでは、表示されているアプリの画像上にマウスをホバーさせるだけで説明文や「ログインして追加」ボタンが表示され、すぐにアプリをダウンロードしてインストールできる。

 アプリの画像をクリックすると、アプリの説明やスクリーンショット、動画、ユーザーレビューなどが別々のタブに整理されて表示される。なお、ユーザーレビューでは、今後レビュアーのGoogle+プロフィールへのリンクが張られるが、既に投稿済みのレビューに関しては、プライバシー保護の観点から匿名化されているとGoogleでは説明している。

 また、このバージョンでは、多くの脆弱性も修正している。Googleでは、脆弱性の報告者に対して報奨金を支払っており、今回の最高金額6337ドルは「miaubiz」氏に贈られた。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/10/26 12:23