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グリーがDeNAを提訴、独禁法違反行為に対する10億円超の損害賠償請求


 グリー株式会社は21日、「Mobage」を運営する株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に対して、不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を提起したと発表した。訴訟はKDDI株式会社と共同で提起したもので、請求額は10億5000万円以上。

 DeNAに対しては、独占禁止法に違反する行為があったとして、2011年6月に公正取引委員会が排除措置命令を行なっている。排除措置命令によると、DeNAは特定のソーシャルゲーム事業者に対して、グリーが運営する競合サービスの「GREE」にゲームを提供した場合には、モバゲータウン(現Mobage)のサイトにゲームのリンクを掲載しないようにし、これによりGREEへのゲーム提供を妨害していたことが、独占禁止法違反にあたるとしている。

 グリーでは、排除措置命令が8月に確定した後、DeNAの行為に対してどのような対応を取るべきか検討してきたが、1)違法行為に対して法的措置を講じないことは株主に対する経営責任として問題があること、2)インターネット業界に対して大きなマイナスの影響を与え、健全な競争環境確保という点で大きな問題が継続していること、3)インターネット業界自体の健全な発展を歪める恐れがあり、消費者の選択肢を狭めるという点でも公益を害しており、極めて問題のある行為であること、4)DeNAが2010年12月に違法行為を取りやめる方針を示して以降も、Mobageのゲーム提供事業者に対してGREEへの提供を妨害していると思われること――といった理由から訴訟の提起に至ったとしている。


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(三柳 英樹)

2011/11/21 16:16