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スマホアプリで他人をスパイしたい人が騙される詐欺サイト


 株式会社シマンテックは15日、スマートフォンで他人の挙動をスパイしたい人自身が騙されてしまう英語の詐欺サイトが見つかったと発表した。

 詐欺サイトは、「夫が浮気していないか探ろう」「子どもの居場所をチェックしよう」「部下がちゃんと仕事をしているか見張ろう」といった宣伝文句を掲げ、スパイ行為ができるスマートフォン向けのアプリを販売しているという。

 アプリの名称は「SMS Privato Spy」。サイト上では、携帯電話の画面をリアルタイムで見る、マイクを起動して盗聴する、通話履歴を見る、GPSの常時追跡を実行するといった機能を持つアプリとして、50〜125ドル(パッケージにより異なる)で販売。さらに、第三者による製品の紹介インタビューを掲載し、信頼性の高さをアピールしていた。

詐欺サイトの画面キャプチャー(シマンテック公式ブログより転載)

 しかし、実際にはこのアプリは存在せず、お金を払った人が騙される詐欺サイトだった。「驚いたことに、インタビューで第三者が紹介していた製品は全くの別物で、この第三者も実は詐欺師に騙されていた」(シマンテック)。

 シマンテックでは、詐欺サイトの運営者が被害者から騙し取った金銭を使って、オンラインゲーム内でアイテムを獲得するためのポイントを購入した事例を確認。オンラインゲームの運営会社には承認されていないが、オンラインのブラックマーケットが存在し、不正に入手した金銭でポイントを売買してロンダリングすることが可能だとしている。


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(増田 覚)

2011/12/15 16:17