アイ・オー、YouTube連続再生に対応したメディアプレーヤー「LinkTV」


LinkTV(製品型番LINKTV)

 株式会社アイ・オー・データ機器は16日、YouTubeの視聴やローカルネットワーク上での動画再生が可能なメディアプレーヤー「LinkTV」を発表した。別売のハードディスクやフラッシュメモリーをUSB接続し、キャッシュとして利用する機能を備える。12月下旬発売予定で、価格は1万1500円。

 LinkTV(製品型番LINKTV)は、家庭用テレビに接続して利用するセットトップボックス型のメディアプレーヤー。映像出力はHDMI、コンポジットが各1系統。音声出力もアナログ(L/R)と光デジタルを各1系統備えている。有線LAN部は100BASE-TX対応。なお、DTCP-IPには非対応となっている。

 MPEG-2、H.264、Xvidなど各種フォーマットの映像ファイルをLAN経由で再生できる製品だが、中でもYouTubeの視聴機能を充実させているのが特徴。LinkTVでYouTubeの映像を視聴すると、再生終了後に特段の操作を行うことなく連続して関連動画やお気に入りの再生が始まる。このため、機器の前で身構えていなくても簡単に「ながら見」ができる。

 主要な操作は付属リモコンから行う。また、検索キーワードをチャンネルボタンに登録しておく機能が用意されており、例えばチャンネル「1」に「動物ハプニング」と登録しておくと、そのボタンを押すだけで自動キーワード検索し、映像再生を開始する。チャンネルは最大10種類まで設定でき、「番組表」としてサムネイル付き一覧表示することも可能。

 このほか、再生中の動画に関連した別の動画、同一投稿者の別の動画もリモコンからワンボタンで検索可能。携帯電話のテンキー入力と同様の方法でフリーワード検索することもできる。

 本体にはUSBポートが2系統内蔵されており、USBストレージを接続すれば保存してある動画が直接再生できる。これとは別に、USBストレージをキャッシュとして利用することが可能。ハイビジョン動画などの再生中にリモコンの「キャッシュ」ボタンを押すと、データの一時蓄積が行われ、以後はコマ落ちなどが発生しにくくなる。なお、キャッシュ用ストレージは、LinkTV専用形式に初期化してから利用する。

 本体サイズは約153×101×37mm(幅×奥行き×高さ)で、重量約340g。リモコンの他にACアダプター、HDMIケーブル、LANケーブルなどが付属する。


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(森田 秀一)

2011/12/16 15:20