社名などのトップレベルドメインを運用できる“新gTLD”、申請受け付け開始
ICANNは12日、社名や地名などをトップレベルドメイン(TLD)として使える“新gTLD”の申請受け付けを開始した。期間は4月12日まで。
gTLD(generic Top Level Domain:分野別トップレベルドメイン)はこれまで「.com」「.net」「.org」など22種類に限られていたが、新gTLDの制度により、例えば「.canon」といった自社名やブランド名、「.東京」などの地名やコミュニティ名称などを法人が登録して運用できるようになる。
ただし、通常のドメイン名登録のように容易に誰でも行えるようなものではなく、申請条件など詳しく定められており、ハードルは高い。ICANNに支払う申請料も18万5000ドルと高額だ。
また、申請受け付け期間も区切られており、今回は1月12日から4月12日までの約3カ月間。申請が承認されるかどうかの審査にも9~20カ月かかるとされている。
新gTLDの申請手続きや申請書類の提出は、ICANNが開設したオンライン申請システム「TAS(TLD Application System)」から行う。申請者はまず、実際に申請手続きに入る前に、TASに申請者登録をしておく必要があり、その期限が3月29日と2週間ほど早いため注意が必要だ。その後、TASでの申請受け付け期間が4月12日に終了する。なお、申請料のうち5000ドルは、保証金としてTAS登録時に支払う必要がある。
申請条件を示したガイドブックや手続きの流れなど、申請者向けの詳しい資料・情報は、ICANNが開設している新gTLD専用サイトで公開している。
ICANNの新gTLDサイト |
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(永沢 茂)
2012/1/12 19:58
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