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Flickrが新写真エディターへの移行を発表〜GoogleのPicnikは利用中止


 米Yahoo!の写真共有サイト大手Flickrは13日、様々な端末に向けた新機能や、ユーザーインターフェースのアップデート、また使用頻度の低い機能の削除を含めたリニューアルを2012年中に行うと発表した。

 最も大きな変更点は、「写真編集体験の改善」で、そのために現行のPicnik利用を中止し、「速度、シンプルさ、品質」を重視した写真編集体験を提供するとしている。Picnikは米Googleが2010年に買収し、PicasaやGoogle+ Photosでも使用されている。

 文面からは写真編集機能が内部開発されている様子がうかがわれるが、現時点では不明だ。またPicnik利用中止がFlickrの自主的な決定なのか、それともGoogleとの利用契約を更新しなかったのか等の詳細は今のところ明らかになっていない。

 それ以外に、旧バージョンのウェブブラウザー、具体的にはInternet Explorer7とFirefox3.6のサポートを停止すると発表した。現行のFlickrは今後とも動作し、大きな問題が生じることは予期されていないものの、今年発表される新機能やユーザーインターフェイスは、「モダンなウェブブラウザー」のみをサポートすると告知している。Flickrでは、セキュリティー上の理由を含め、新ウェブブラウザーへの移行を推奨している。

 そのほか、リアルタイムに写真を共有する機能を提供していた「Photo Session」、同じ時間帯に共有された写真や動画を時間別に表示する「FlickrClock」、Windows7タブレット端末用のSilverlightアプリサポートの中止、oAuth以前の古い認証システム「FlickrAuth」の停止等が発表された。

 Flickrは、一時期写真共有サイト最大手として人気を博したが、2008年頃をピークに停滞を始め、近年では新機能や改良が行われることも少なくなってきていた。それに加えてFacebookは写真共有機能の改良を推し進め、Twitterも写真共有機能を追加するなど、ソーシャルネットワーキングサイトでの写真共有の方が一般的になってきている。最近では美しい写真の表示に関してGoogle+が高い評価を受けている。それだけでなく、iOS上でInstagramの写真共有コミュニティーも著しい成功を納めている。

 こうしたことから、Flickrが一時期の隆盛を取り戻せるかどうか、またiOSやAndroid向けの新機能やユーザーインターフェイスがどの程度提供されるかが注目されるところだ。



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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/1/16 06:00