Symantecのソースコードが流出、ノートンなど6製品
米Symantecが開発したウイルス対策ソフトなどのソースコードが2006年に何者かによって盗まれ、一部がネット上に公開された。
ソースコードが盗まれたのは、個人向けでは「ノートンインターネットセキュリティ」「ノートンシステムワークス」の2製品、法人向けでは「シマンテックエンドポイントプロテクション」「シマンテックアンチウイルス」「ノートンアンチウイルスコーポレートエディション」「PCエニウェア」の4製品。
盗まれたソースコードは、いずれも2006年当時のもの。株式会社シマンテックによれば、PCエニウェアを除く5製品は、当時からバージョンアップが繰り返されているため、「ソースコードの悪用によるユーザーへの影響はない」と説明。なお、PCエニウェアは現行製品となっているが、ユーザーへの影響は「調査中」としている。
米Symantecでは2006年の時点でソースコードが盗難されたことを把握し、調査を行っていた。今回、ハッカー集団「Anonymous(アノニマス)」を名乗る者がソースコードを公開したことで、流出の事実が広く知れ渡ることになった。流出経路は明らかになっていないという。
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(増田 覚)
2012/1/19 13:24
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