HP、オープンソース版「webOS 1.0」を9月に公開~ロードマップを発表


 米HPは25日、オープンソース化を発表していたモバイルプラットフォーム「webOS」について、オープンソース化したwebOSの正式版を2012年9月に公開するとして、関連製品を含む一連の公開スケジュールを発表した。

 25日には、webOSアプリケーションフレームワークの「Enyo 2.0」とそのソースコードを公開。今後さらに、Linuxカーネルを含む関連製品の公開が9月まで続く予定だ。公開ライセンスにはApacheライセンスバージョン2.0が採用された。

 今後の日程としては、2月にQt WebKit ExtentionsやJavaScriptコア、3月にはLinuxスタンダードカーネルなど、7月にはシステムマネージャー「Luna」やコアアプリケーション、そして8月にOpen webOSベータ、9月にOpen webOS 1.0正式版が完全にオープンソースとして公開されることになる予定だ。

 今回公開された「Enyo 2.0」では“write once, run anywhere”を追求し、webOS向けアプリケーションを一度開発すれば、同時にiOSとAndroidプラットフォームや、Internet Explorer、Firefox、WebKit採用ブラウザー(Chrome、Safariなど)でも動作するようになるとしている。


関連情報


(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/1/26 11:34