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米Facebookが「学校のグループ」を開始〜学内プライバシーにファイル共有も


 米Facebookは11日、新たなサービスとして「学校のグループ」を開始すると発表した。在学中の大学生や教員のみが参加してグループを作成でき、ファイル共有も可能だ。現時点で一部大学でサービスを開始し、徐々に世界各地の大学で利用できるようになるとしている。利用可能になった場合はホームページにメッセージが表示される。

 学校のグループの利用資格は、対象となる大学の学生または教員で、アクティブなメールアドレスを所有している人物に限られる。

 グループ参加者は、メッセージの送受信、イベントの作成、ファイル共有ができ、学内の出来事を知ることができる。

 グループは、クラスやサークルなど様々な用途のために作成できる。管理者はプライバシー設定を行い、誰もが見られるオープングループや、グループの存在とメンバーはわかるが中は見られないクローズドグループ、グループメンバーしかグループの存在を知らないシークレットグループなどのプライバシー設定が可能だ。管理者は投稿権限をメンバーや管理者に限定する設定もできる。

 さらにファイル共有機能も利用できる。グループの誰もが、最大ファイルサイズ25MBのファイルをアップロード、ダウンロードできる。ファイル内容はFacebook利用規約に則って扱われる。利用規約では著作権侵害が禁止されており、デジタルミレニアム著作権法などの様々な法律によって処理されるため、違法なファイル共有はできないことになっている。Facebookの発表では、利用用途として講義録、宿題、スケジュールの共有などを想定している。またファイル内容を更新した場合でも、以前のバージョンを引き続き利用できるとしている。

 Facebookは元来、大学内のソーシャルネットワークとして開始された。しかし利用者が学外に拡大し、利用者数も拡大したことから、当初の雰囲気が失われている。それだけでなく、例えば学生時代の人に見られたくない写真や出来事が社会人になってからも残されることで、就職や結婚などその後の人生に大きな影響を及ぼすといった問題も指摘されている。Facebookは大学のみのグループを作ることで、元来のFacebookの雰囲気を取り戻すことを目指しているものと思われる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/4/12 11:49