Google Cloud Print、米国FedEx Office店舗での印刷やAndroidへの出力に対応


 米Googleは18日、「Google Cloud Print」が米国内のFedEx Office店舗での印刷と、Android端末へのPDF出力に対応したと発表した。

 Google Cloud Printは、Googleアカウントに連動し、印刷機能をクラウド経由で提供するサービスだ。現時点でキヤノン、エプソン、HP、Kodakの対応プリンターで利用できる。

 Google Cloud PrintがFedEx Officeに対応したことによって、米国内に約1800カ所あるFedEx Officeの「FedEx Office Print & Go」セルフサービス端末で文書を印刷できるようになった。印刷時にはGoogle Cloud Printに表示されるコードを入力する必要がある。また、FedEx Officeサービスカウンターで高品質印刷を依頼することも可能だ。

Google Cloud Printの出力先画面の例(Google Chrome公式ブログより画像転載)

 Googleではこのサービス利用例として、カリフォルニアに出張中でも、遠く離れたニューヨークのオフィスにいる同僚に頼んで、近くのFedEx Officeで書類を印刷できるとしている。

 なお、今回の新サービスは米国内でしか利用できないが、FedEx Officeは日本国内でも「フェデックスキンコーズ」としてサービスを展開している。

 もう1つの新機能として、Google Cloud Printの出力先をAndroid端末に設定できるようになった。利用できるのはAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)上の「Chrome for Android」ベータ版に限られている。この条件でサインインしていれば、Google Cloud PrintでAndroid端末が出力先として表示されるようになる。印刷した文書はPDFとしてChrome for Androidに表示される。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/4/19 12:10