Skype英会話「レアジョブ」、全会員11万人の個人情報流出の恐れ


 Skypeを用いた英会話レッスン「レアジョブ」のサイトが不正アクセスを受け、最大で同サービスに登録した全ユーザー約11万人の個人情報が流出した可能性があることがわかった。運営元の株式会社レアジョブが14日、明らかにした。

 流出した可能性があるのは、氏名、ニックネーム、メールアドレス、パスワード、Skype名のほか、レッスンの受講履歴。パスワードについては平文のままで保管していたという。

 なお、クレジットカード番号などの決済情報は、決済システムを「PayPal」と「auかんたん決済」などに外部委託していたため、流出した可能性はないとしている。銀行口座番号もレアジョブのシステムで保管していなかっため、流出の可能性はないという。

 レアジョブによれば、5月10日に不正アクセスが判明し、サービスを一時停止。その後の調査で2月に2回、3月に1回の不正アクセスを受けていたことを5月13日に確認し、個人情報流出の可能性があることがわかった。

 なお、5月10日の不正アクセスはレアジョブのサイトを改ざんするもので、外部サイトに誘導するプログラムが埋め込まれていた。こちらは個人情報流出の可能性はないというが、改ざん期間に閲覧したユーザーは、ウイルスに感染した恐れがあるとしている。

 レアジョブは5月13日18時ごろから、すべてのサービスを停止している。サービス再開日および受講できなかったレッスンの補てんなどについては、詳細が決まり次第メールとサイトで告知する。


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(増田 覚)

2012/5/14 13:42