LinkedInユーザーの63%が日々の「やることリスト」作成、日本は45%で最低


 米LinkedInは22日、同社が運営するビジネス特化SNS「LinkedIn」の登録ユーザーを対象に実施した「ビジネス習慣に関する意識調査」の結果を発表した。

 調査は今年4月、15カ国(米国、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ニュージーランド、オランダ、シンガポール、スペイン、英国、スウェーデン)の6580人を対象にメールで実施したもの。

 これによると、毎日終わらせるべき項目を記入する「やることリスト(To Do List)」を作成しているビジネスパーソンは全体の63%だった(男性が60%、女性が71%)。使用する方法としては、リスト作成者のうち50%が手書き、45%が電子メモで、そのほかに「頭の中」「ファイルの山」「黒板」といった回答もあったという。

 国別で作成率が最も高かったのがブラジルの73%で、次いでフランスとスペインが72%。日本人454人において作成していたのは45%にとどまり、15カ国で最低だったとしている。

 このほか、「うまく自分の仕事に優先順位を付けられれている」と感じているビジネスパーソンが全体の82%に上った一方、「その日のうちに達成すべき仕事を終わらせている」と回答したのは11%にとどまったという。

 業界別にみると、「法律関係者がタスクを終えていない傾向が最も強い」「農業関係者がタスクを終えることができる」「アート業界関係者の多くがリストに沿ってタスクを実施していない」といった傾向が出たとしている。


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(永沢 茂)

2012/5/23 17:49