楽天がマレーシアでEC事業参入、東南アジアで3カ国目

　楽天株式会社は24日、マレーシアに「Rakuten Malaysia Sdn.Bhd.」を設立し、同国でEC事業に参入することを明らかにした。「楽天市場」と同様のショッピングモール「Rakuten Online Shopping」を今年後半に開業する。今後はマレーシア国内で出店店舗を募集するとともに、サービス開始に向けた準備を進めていく。

　当初は大手小売などの店舗を中心に、ファッション、デジタル・電機機器、書籍、高級品などの店舗・商材を展開していく予定。中長期的には、日本の楽天市場をはじめ、アジア、欧州、北米、南米の各国・地域における楽天グループ傘下のECサイトとの連携も検討する。

　マレーシア市場参入により、東南アジア地域におけるEC事業では、2009年のタイ（TARAD.com）、2011年のインドネシア（Rakuten Belanja Online）に続き、3カ国目の展開となる。マレーシアの2011年の実質GDP成長率は5.1％。楽天によれば、人口約2840万人のうち約1700万人がインターネットを利用しており、EC分野でも成長が見込まれている。