ロンドンサイエンスミュージアム、Chrome上から操作する砂絵ロボット展示


 米Googleは18日、ウェブサイト「Chrome Web Lab」において、HTML5など最新のウェブ技術を活用した実験的アプリ5種を公開したと発表した。ロンドンのサイエンスミュージアム館内に展示されている機械を、Google Chrome上からインタラクティブに操作・体験できるものだ。

Chrome Web Lab

 展示物は、「ユニバーサルオーケストラ」「TELEPORTER」「スケッチボット」「データトレーサー」「LABTAGエクスプローラ」の5つ。例えばユニバーサルオーケストラでは、楽器演奏機械をシーケンサーで動かし、世界中の人々と合奏可能。その様子もリアルタイム動画でブラウザー上に表示される。また、スケッチボットでは、ユーザーの写真を撮影・送信することで、データを受信したロボットアームが砂の上にレリーフ状の似顔絵を描く。各アプリには、WebSocketsやWebGL、Web Workers、canvasなど、どのようなウェブ技術を使っているかの解説も用意されている。

スケッチボット

 これらは、来年6月まで展示される予定。インターネット経由での体験のほか、サイエンスミュージアムを訪問すればその場で体験することも可能だ。


関連情報


(永沢 茂)

2012/7/19 19:37