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総務省、「青少年のインターネットリテラシー指標」を公表


 総務省は、青少年のインターネットリテラシーに関する実態調査を実施し、結果概要を「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」としてまとめ、公表した。報告書全体は後日、情報通信政策研究所のページに掲載予定。

 総務省では、インターネットリテラシー向上施策を効果的に進めていくために、青少年のインターネットリテラシーを可視化するテストを開発。2012年2月に実施したプレテストの後、6月〜7月に全国23校の高校1年生約2500人を対象としてテストを実施した。

 テストは、インターネット上の危険・脅威への対応に必要な能力について、「インターネット上の違法コンテンツ、有害コンテンツに適切に対応できる能力」「インターネット上で適切にコミュニケーションができる能力」「プライバシー保護や適切なセキュリティ対策ができる能力」の3つを大分類として、各項目に必要となるリテラシーを測る全49問の問題を作成した。

 テストの実施結果は、全体平均点が100点満点換算で約67点。インターネットを活用している青少年の方が活用していない青少年よりもリテラシーが高く、都市部(人口50万人以上)に所属する青少年のリテラシーが相対的に高かった。また、男女別では、いずれの能力でも大きな差は無かった。

 同時に行ったアンケート調査では、スマートフォンの保有率が59%と過半数を超えており、インターネットに接続する際に最もよく利用する機器でも48%がスマートフォンを挙げている。また、スマートフォンは他の機器と比較して使用時間が長い傾向が見られた。

 リテラシーとの関係では、PCをよく利用する青少年の方が他の機器の利用者よりも相対的にリテラシーが高い。その他経験を尋ねた質問では、「インターネット上の危険について学習経験がある」「トラブルに遭遇したことがある」「家庭でインターネット上のリスクについて話し合いをしている」と回答した青少年の方がリテラシーが高い結果となっている。


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(三柳 英樹)

2012/9/11 06:00