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音楽配信の「mora」が刷新、AAC 320kbps化・DRMフリーで対応機器拡大


 株式会社レーベルゲートは20日、音楽配信サービス「mora」を10月1日付けで大幅リニューアルすると発表した。PC向け、スマートフォン向けに分かれていたサービスを一本化し、AAC-LCフォーマットに対応した各種端末への楽曲転送が可能となる。販売価格は楽曲によって異なるが、1曲あたり250円、アルバム1枚あたり1500〜2500円程度となる見込み。

「mora」リニューアル後のPC画面イメージ

 リニューアル前のmoraは、ATRAC3形式・配信ビットレート132kbpsでサービスを展開。対応機器はPCのほか、Walkman、au携帯電話(LISMO Port対応機)、携帯ゲーム機「PSP」などに限られていた。また、違法コピー防止措置としてOpenMGを採用。再ダウンロード期間は購入後1カ月としている。

 一方、スマートフォン向けには「mora touch」という名称の別サービスを提供。こちらはAAC形式・ビットレート128kbpsのサービスで、PC向けmoraでは非対応だったビデオ配信を一足早くサポートしていた。

 今回のリニューアルでは、moraとmora touchを統合。PC、Android用ウェブ版およびアプリ版でサービスが共通化される。楽曲のファイル形式はAAC-LCとなり、配信ビットレートも320kbpsへと大幅に向上した。ビデオの配信形式はH.264/AVC BaselineProfile (FWVGA/VGA)で、中心価格帯は1曲400円前後となる見込み。

 新サービスでは再ダウンロードの制限が大幅に緩和され、1アカウントあたり10回までとなった(楽曲の配信中に限る)。また、各ファイルに対してDRMが施されていないため、購入時に使用した機器以外にコピーして再生したり、ファイル形式を変換することもできる。

 なお、リニューアル実施以前に購入した楽曲について、DRMや再ダウンロードの条件をさかのぼって変更することは、少なくとも10月1日時点では行われない。レーベルゲートでは、購入済み楽曲のアップグレードについて「検討はしているが、現状では何も決定していない」と説明している。

 moraでの楽曲購入にはPC向けソフト「x-アプリ」や「Media Go」を利用する。10月発売予定の新Walkman(Fシリーズ)ではmora用アプリがプリインストールされ、楽曲の直接購入が行える。

 新サービスは10月1日13時スタートの予定。新形式での配信楽曲数は当初150万曲で、年内に300万曲まで増やす。なお、リニューアルにあたって、9月30日23時から10月1日13時までサービスを休止する。


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(森田 秀一)

2012/9/21 13:57