Google、Gmailに他言語を入力できる仮想キーボードとIME機能を追加


 Googleは9日、メールサービスのGmailに、他の言語を入力するための仮想キーボードと文字変換ツール(IME)を追加した。

 Googleでは、Gmailでブラウザー上から各種言語を利用できるようにするためのツールとして、75種類の仮想キーボードの提供を開始。また、日本語、中国語、ロシア語、アラビア語などの言語向けには、通常のキーボードによるアルファベット入力から単語変換を行うIME機能も提供する。

 機能を利用するには、Gmailの設定画面の「全般」タブで、言語メニューの「入力ツールを有効にする」にチェックを入れ、利用したい言語の入力ツールを選択して「OK」をクリックし、設定画面で「設定を有効にする」ボタンをクリックする。この設定を行うと、メール作成画面で右上の設定アイコンの隣に入力ツールの選択メニューが表示され、入力ツールを利用できるようになる。

 仮想キーボードの場合には、画面上にその言語のキーボードが表示され、入力が可能になる。IMEの場合は、通常の日本語IMEなどと同様に、発音をアルファベットで入力すると変換候補が表示される。文字変換処理はGoogleのサーバー上で行われるため、利用にはインターネット接続が必要となる。

ギリシア語の仮想キーボード中国語の入力例

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(三柳 英樹)

2012/10/10 18:31