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「緊デジ」事業で電子化、講談社「ブルーバックス」52タイトルを配信開始


 株式会社出版デジタル機構(pubridge)は、経済産業省の「コンテンツ緊急電子化事業(緊デジ)」で電子化したコンテンツを、16日より各電子書籍ストアへ配信すると発表した。第1弾は、講談社の自然科学系新書「ブルーバックス」の52タイトル。

 取り扱いストアは、「紀伊國屋書店BookWebPlus」「koboイーブックストア」「エルパカBOOKS」「GALAPAGOS STORE」「コープデリeフレンズ電子書店」「セブンネットショッピング」「どこでも読書」「TOP BOOKS」「BooksV」「BOOKSMART Powerd by BOOKER'S」「Book Place」「BookLive!」「honto」「本よみうり堂デジタル」「MOBI-BOOK」を予定している(取り扱いタイトル、発売開始時期はストアにより異なる可能性がある)。

 pubridgeは、出版物の電子化の推進とその提供インフラを構築することを目的として設立され、「あらゆる端末、あらゆる電子書店、あらゆる出版社と取り引きすること」を目標に掲げている。緊デジ事業の代行パートナーとして全面協力し、同事業によって電子化されたコンテンツの配信・販売の準備を進めてきた。制作・進行管理システム、取次・配信システム、出版社・電子書籍ストア・電子取次との契約などの準備が整ったとして、今回、配信を開始する。

 pubridgeによると、ブルーバックスシリーズは図版の多さゆえに、これまで電子化が困難とされていたという。これに対してpubridgeでは、リフローフォーマットではなく、フィックスフォーマットで電子化することで同シリーズの特徴が生かされるとして配信第1弾タイトルとして企画した。52タイトルは「永く読み継がれる、講談社おすすめの定番タイトルばかり」だとしている。

 pubridgeでは今後、あらゆる出版社のさまざまなタイトルを電子書籍ストアを通じて配信していくとし、中央公論新社や筑摩書房、白水社、みすず書房の新書や学術系書籍、偕成社文庫、ネコ・パブリッシングの鉄道シリーズ「RMライブラリー」などを配信予定だ。

 また、これまであまり電子化されていなかった絵本や図鑑、コミック、文学作品、さらには学芸出版社(京都)や創元社(大阪)、金港堂(宮城)といった関西・東北の出版社や、電子書籍を初めて手掛ける出版社のタイトルの制作も進めるとしている。


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(永沢 茂)

2012/11/15 16:15