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「ソーシャル疲れでも楽しめる」写真とスタンプで経験共有する「exstamp」
（2012/12/5 17:16）
株式会社オウケイウェイヴは5日、写真に“スタンプ”を添えて投稿することで「経験」を共有するソーシャルメディア「exstamp（エクスタンプ）」を公開した。日本語と英語のPC版およびiPhoneアプリ、Androidアプリがあり、無料で利用できる。
ユーザーが実際に経験した物事を写真とテキストで入力し、自らが行った具体的な経験をスタンプの中から選んで投稿するサービス。スタンプは「行った」「食べた」「欲しい」など46種類が用意されている。
例えば、あるユーザーがiPhone 5の写真に「買った」というスタンプを投稿した場合、購入を迷っているユーザーが「Siriって使い勝手はどうですか？」などとコメントを投稿し、購入者に詳しく聞くような交流が図れるという。
機能面ではこのほか、興味の合いそうなユーザーをフォローしたり、投稿への共感を示す「love」ボタンやコメント投稿、他のユーザーの投稿に紐付けて同じ経験を投稿する「rexstamp」が行える。TwitterやFacebookへの同時投稿も可能だ。
なお、現時点でユーザーの投稿は検索できない。好みの投稿を探すには、トップページから「フォロー」「最新順」「love順」という条件を指定するか、「行った」「買った」「食べた」などのスタンプを指定する必要がある。将来的には検索機能を追加する予定。
投稿者＝経験者で同じ興味の人が集まる場所へ
サービスを企画したオウケイウェイヴの稲田涼子氏によれば、主なターゲットは20〜30代の女性。TwitterやFacebookから遠ざかっている「ソーシャル疲れ層」でもコミュニケーションが楽しめるサービスとして、1年後に10万ユーザー獲得を目標に掲げる。
「友だち関係でも興味が合わない情報が流れてくるのがソーシャルメディアの現状。exstampは経験者のみが投稿することで、そこに質問や意見、共感、感銘が生まれる。ソーシャルグラフよりも経験でつながることで、自然と同じ興味の人が集まってくる。」
オウケイウェイヴは日本最大級のQ&Aサイト「OKWave」を運営している。同社代表取締役社長の兼元謙任氏は、「OKWaveの回答で役に立つのは『経験者』の声。その経験を共有するためにexstampを立ち上げた」と説明する。収益面に関しては、広告やユーザー課金を検討しているという。
