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年末年始で注意すべきセキュリティ対策は、IPAがまとめ

 情報処理推進機構(IPA)は19日、年末年始における情報セキュリティに関する注意喚起を発表した。

 一般ユーザー向けには、パソコンのOSやアプリケーションを最新のバージョンにするとともに、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを常に最新の状態にして使用するよう呼びかけている。

 また、過去を含めて業務関係のデータを扱ったパソコンでWinnyなどのファイル共有ソフトを使わない、SNSにおいて他人のページなどに書かれているURLを不用意にクリックしない、といったことも注意事項として挙げている。

 スマートフォンやタブレットに関しては、アプリをインストールする際に表示される「パーミッション」の一覧に必ず目を通し、不自然なアクセス許可や疑問に思うアクセス許可を求められた場合には、アプリのインストールを中止するよう注意を促している。

 企業内のパソコンに関しては、休暇明けにOSやアプリケーションの修正プログラムの有無を確認するとともに、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態に更新し、必要な修正プログラムを適用するように促している。

 企業のシステム管理者向けには、不測の事態が発生した場合に備えて、緊急連絡体制や対応の手順を休暇前に明確にしておくとともに、業務用のパソコンやデータなどを組織外に持ち出す場合のルールを従業員に徹底するよう呼びかけている。

 また、管理しているサーバーやパソコンのOS、アプリケーションソフトに修正プログラムを適用するとともに、サーバーやパソコンで使用しているウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新バージョンに更新することなどを注意事項として挙げている。

(増田 覚)