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絶版作品を含む平凡社「東洋文庫」の電子書籍597冊、BookLive!で配信

 株式会社BookLiveは29日、同社が運営する電子書籍ストア「BookLive!」において、平凡社「東洋文庫」の先行配信を開始したことを発表した。BookLiveによると、絶版作品が多く含まれており、古書市場において高値を付けている作品もあるという。

 すでにBookLive!において12月末より配信を開始しており、355作品/全597冊がラインナップされている。価格は1785〜3465円。フォーマットはEPUBで、iOS、Android、Windows PCのほか、BookLive!専用の電子書籍端末「BookLive!Reader Lideo」にも対応する。

 BookLiveによると、一部はすでに他社で電子書籍化されている作品もあるというが、ほとんどの作品が今回初の電子書籍化。平凡社の社内にあった紙をスキャンしただけのデータをもとに、BookLiveで独自に電子書籍として読みやすいよう最適化する加工を行った。なお、原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な個所がある可能性があるとしている。

 BookLiveには、絶版書籍など入手困難な書籍を読みたいという声が寄せられていたという。同社では「絶版状態の本を電子書籍として復刊する今回の取り組みは、電子書籍に対し従来より求められていた『紙の本で入手困難な作品を簡単に読めるようにする』ことを実現する、電子書籍ならでは新たな取り組み」と説明。今後も専門書や古いマンガなどの掘り起こしを行い、電子書籍データ化・配信を進めていきたいとしている。

(永沢 茂)