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「Dolphin Browser」iOS版がアップデート、PCのChromeやFirefoxとも同期

「ドルフィンコネクト」の端末リスト。同期可能なデスクトップブラウザーがサイドバーに表示される

 ドルフィン・ブラウザ株式会社は5日、モバイルブラウザー「Dolphin Browser」のiOS版をアップデートしたと発表した。iPhone向けがバージョン7.0、iPad向けの「Dolphin Browser HD」がバージョン6.0。それぞれApp Storeから無料でダウンロードできる。

 ドルフィン・ブラウザによると、1月21日にリリースしたAndroid版のバージョン9.2と同様に「“共有”を大きなテーマとしていくつもの新機能を搭載している」という。

 まず、「ワンタップ共有」により、URLをロングタップすることで閲覧しているウェブページを直接ソーシャルメディアで共有できるようにした。また、Evernoteのウェブクリッパー機能をモバイルブラウザーとして初めて完全に取り入れたとしており、Dolphin Browserを離れることなくEvernoteのアカウントにウェブページを保存することが可能になった。

 「Wi-Fiブロードキャスト」では、同じWi-Fiネットワーク上にいるDolphin Browserユーザーとリンクを簡単に共有できる。ウェブページ閲覧中に共有したリンクが表示され、同じWi-Fiネットワーク上にいるDolphin Browserユーザー全員がアクセスできるという。

 さらに「ドルフィンコネクト」機能により、モバイルブラウザーだけでなく、デスクトップブラウザーとの同期が可能になったのも特徴だ。デスクトップのGoogle Chrome、Firefox、Safariにドルフィンコネクトの拡張機能をインストールすることで、デスクトップブラウザーで開いているタブ、ブックマーク、履歴などの同期が行える(Safariではブックマーク非対応)。同期される各ブラウザーは、Dolphin Browserのサイドバーに端末リストとして表示される。写真やテキストなどのウェブページ上のコンテンツもデバイス間で送受信できるため、例えば電話番号をモバイルデバイスに送ってそのまま電話をかけるといった動作が可能になるとしている。

 このほか、iPad向けには「アノテーション機能」を追加。閲覧中のウェブページに手描きでマークやコメントなどを書き込み、それを図としてEvernoteに保存したり、ソーシャルメディアに投稿できる。

(永沢 茂)