「GREE」未成年ユーザー過剰請求、月額コースの決済不具合が2月末に解消

　SNS「GREE」で未成年の利用上限額の設定ミスを報告していたグリー株式会社は、2月8日時点の障害対応状況をとりまとめた。GREEの月額コースで未成年ユーザーが利用金額の上限を超えて決済できる状態が、2月28日に解消されることも明らかにした。

　GREEでは、フィーチャーフォンやスマートフォンで未成年ユーザーが、GREEプリペイドカードを除く決済手段を選択していた場合、15歳以下は月間5000円まで、16～19歳は月間1万円までという利用金額制限を超えて決済できる状況だった。

　1月31日までに集計した範囲では、5624人に対して合計4954万円を、制限額を超えて請求していた。2月7日時点での超過金返還状況は、149人に合計268万円を返還した。グリーでは、影響があったユーザーに対して個別に通知メールを送り、手続きが完了し次第、超過金を返還している。

　これまでに、フィーチャーフォンにおける楽天Edyおよびクレジットカード決済の不具合、他社決済システムとの接続における不具合は解消した。一方、1月18日に判明したGREE月額コースにおけるシステムの不具合は、2月28日に解消される見込み。