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企業向けのクラウド型ファイルサーバーサービス「FUSION Secure Drive」

 フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(フュージョン)は18日、企業向けのオンラインファイルサーバーサービス「FUSION Secure Drive」を発表した。同日より提供開始する。

 「FUSION Secure Drive」は、企業がファイルサーバーとして利用できるクラウド型のストレージサービス。Webブラウザからのアクセスに加えて、Windowsエクスプローラからも通常のファイルサーバーと同じように利用できるため、従来のファイルサーバー環境と同様の操作性でクラウド上のストレージを利用可能という。

 また、SSL-VPNにより通信はすべて暗号化されるほか、マトリクス認証に対応した本人認証機能を搭載。毎回変わるマトリクス表から、あらかじめ設定した「位置」と「順番」(例えばV字、L字など)に当てはまる数字を抜き出し、ワンタイムパスワードとして利用するので、強固な本人認証を実現できる。さらに、フォルダアクセス制限、ウイルスチェックなどの機能も標準で搭載した。

 なお、サービス利用にあたっての最低利用期間は設けられておらず、容量は1GB単位で柔軟に変更できることから、ニーズに応じた最適な形態で利用可能としている。

 対応環境はWindows 7/Vista/XPとMac OS Xで、WebブラウザはInternet Explorer 7/8/10、Safari、Firefoxをサポートする。なお、ドラッグ&ドロップ、直接ファイル編集といった操作は、現在Windowsエクスプローラのみの対応だが、今後、Mac OS XのMac Finderからも可能になる予定だ。

 料金は、IDごとに課金される月額基本料と、容量に応じたストレージ利用料の2本立てで、月額基本料が1260円/ID、ストレージ利用料が105円/GB。

(石井 一志)