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音楽配信サイト「mF247」がサービス終了

 音楽配信サイト「mF247」が2月28日21時でサービスを終了した。

 mF247は、アーティストがプロモーション目的で楽曲を登録し、インターネット上で公開できるサイト。DRMなしの楽曲を無料ダウンロード提供する日本初のサイトとして、2005年12月に正式サービスをスタートした。サービスを立ち上げたのが、ソニー・ミュージックエンタテインメントの元代表取締役社長である丸山茂雄氏だったこともあり注目を集めた。

 その後、2008年8月に「設立の使命は果たした」としてサービスを休止し、mF247の名称・理念を承継することを前提に事業譲渡の優先交渉権をYahoo!オークションに出品。これを獲得した西村博之(ひろゆき)氏が2009年3月、アーティストの登録料金を無料化するなどのリニューアルを実施するとともに“管理人”として着任し、ニコニコ動画内の「mF247チャンネル」での動画配信なども新たに展開していた。

 今回、mF247の終了とともに、mF247チャンネルも終了した。また、アーティストに向けては、新たなプロモーションの場として「OKMusic」を案内している。OKMusic側から提案があり、スムーズに移行手続きが行えるという。

(永沢 茂)