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Android不正アプリの23%がGoogle Play経由で提供、トレンドマイクロ調べ

 トレンドマイクロ株式会社は13日、同社が解析している約200万個のAndroid向けアプリのうち、29万3091個が「明らかに悪意のあるアプリ」として分類され、さらにそのうちの15万203個が「高リスク」に分類されたとの報告をとりまとめた。Windowsでは、不正なコードの数が15万個に達するまでに14年の年月を要したとしており、Android向けの不正なアプリが急増している様子が伺える。

 トレンドマイクロによれば、明らかに悪意のあるアプリに分類された29万3091個のうち、23%に相当する6万8740個がGoogle Play上で直接提供されていた。「これら不正アプリが提供されたのは、中国やロシアのアプリストアのみではない」。

 また、トレンドマイクロが解析したアプリの23%は、ネットワークやショートメッセージサービス(SMS)、電話を介して、ユーザーの情報を不適切に流出させていたと説明。多くの場合、流出した情報には端末識別番号(IMEI)やSIMカードの固有番号(ICCID)、連絡先情報、電話番号が含まれていた。

(増田 覚)