ニュース

JINSのECサイトに不正アクセス、1万2036件のカード情報流出の可能性

 メガネブランド「JINS」を運営する株式会社ジェイアイエヌは15日、同社が運営するECサイト「JINS ONLINE SHOP」が不正アクセスを受け、最大1万2036件のクレジットカード情報が流出した可能性があると発表した。現時点ではカード情報が不正利用された報告はないとしている。

 流出した可能性があるのは、2月6日から3月14日までにJINS ONLINE SHOPで商品をクレジットカードで購入したユーザーの情報。カード番号とカード名義人名、セキュリティコード、カード有効期限が含まれている。JINSの店舗でクレジットカード決済したユーザーの情報は含まれていない。

 ジェイアイエヌのEコマース責任者が14日19時58分にサイトの異常を発見し、調査したところ、同日22時50分に不正アクセスの痕跡が見つかり、23時6分にサイトを閉鎖した。同社は「決済ページに入力した情報が外部に流出するように改ざんされていた」と説明。原因については調査を進めている。サイト復旧の見込みは立っていない。

 個人情報が流出した可能性のあるユーザーは現時点で特定できてない。心当たりがあるユーザーに対しては、特設電話ダイヤルを設けて対応している。

(増田 覚)