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四半世紀にわたる地表の変化、衛星写真でコマ送り、Google Earth技術で公開

 米Googleは9日、四半世紀以上にわたる地球の表面の変化を衛星写真によるコマ送りで見られるサイト「Timelapse」を公開したと発表した。

 USGS(米国地質調査所)やNASA、TIME誌との共同の取り組みによるもの。今回、TIMEの「Timelapse」プロジェクトの一環として、世界中をカバーする衛星写真をウェブ上で自由にスクロール・拡大して見られるマップとして公開した。

Landsat Annual Timelapse 1984-2012

 ランドサット衛星がこれまで撮影してきた衛星写真を、「Google Earth Engine」の技術によって処理した。206万8467枚/909テラバイトに及ぶデータの中から、雲がないなどのクオリティの高い画像を、地球のあらゆる地点で1984年から2012年までの各年について抽出。それぞれの年について、地球全体の1.78テラピクセルという巨大画像にコンパイルしたという。最終的には、それをHTML5でシームレスにウェブブラウジング可能なかたちで公開している。

 なお、Google Earthでは従来より、時間軸に沿って地表の変化を表示できる機能があったが、場所によって用意されている時期が異なっていた。Timelapseでは、1984年から2012年までの期間については網羅されたかたちだ(Google Earthでは、より古い衛星写真を見られる地点もある)。

(永沢 茂)