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阪急・阪神百貨店でも不正ログイン、カード番号など顧客情報を閲覧される

 エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社は29日、通販サイト「阪急・阪神百貨店オンラインショッピング」に不正アクセスがあり、クレジットカード番号・有効期限などを含む顧客情報が不正に閲覧されたことを公表した。現時点では顧客の金銭的な被害は確認されていないという。不正アクセスされた可能性のある顧客には個別にメール連絡し、パスワード変更を求めている。

 5月13日、ショッピングサイトへの大量のアクセスエラーが発生していることを確認したため調査を開始したところ、翌14日、不正アクセスにより顧客の個人情報が閲覧されたことを確認。ショッピングサイトを閉鎖するとともに、不正アクセス元IPアドレスからのアクセスを遮断した。

 5月13日以前にさかのぼって調査した結果、不正アクセスにより最大で2382件の顧客情報が閲覧された可能性があるという。氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、メールアドレス、セキュリティワードが含まれるほか、1360件についてはこれらに加えてクレジットカード番号と有効期限も含まれる。

 なお、エイチ・ツー・オーリテイリングからID・パスワードが漏えいした事実はないとしている。

(永沢 茂)