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月額制だけになった「Photoshop CC」「Dreamweaver CC」など提供開始

「Adobe Creative Cloud」メジャーアップデート

 アドビシステムズ株式会社は18日、クリエイティブ系ソフト群を提供するサブスクリプション制サービス「Adobe Creative Cloud」のメジャーアップデートを実施したと発表した。

 今回のメジャーアップデートは5月7日に発表されていたもの。大きなアップデート内容としてはまず、PhotoshopやIllustrator、Dreamweaverなど同社のクリエイティブ系デスクトップソフト製品の最新バージョンが提供されることが挙げられる。これまでの「CS6(Creative Suite 6)」シリーズの後継となるバージョンで、名称が「CC(Creative Cloud)」シリーズに変更。同時に、CCからは、従来のような売り切り型での提供は打ち切り、Adobe Creative Cloud経由のみでの提供になった。

 CCシリーズとしてリリースされたのは、「Photoshop CC」「Illustrator CC」「InDesign CC」「Dreamweaver CC」「Premiere Pro CC」など15製品。Adobe Creative Cloud会員であれば、これらのソフトをローカルPCにダウンロードして使用できる。

 CCシリーズではそれぞれ新機能の追加や操作性の改善などが行われており、例えばPhotoshop CCでは、撮影時に手ブレした画像を自動解析して補正をかけられる「ぶれの軽減」(カメラシェイクリダクション)フィルターを装備した。また、Illustrator CCでは、一連のテキスト文字列としての状態を保持しながら、1文字ごとに位置を移動したり、拡大・縮小、回転といった処理を行えるよう、「文字タッチツール」の使い勝手を向上させた。

 また、クリエイティブに特化したソーシャルメディア「Behance」をAdobe Creative Cloudに統合したが、現在は英語のみの対応となっている。

 Adobe Creative Cloudの料金は、CCシリーズの有償ソフトなどすべてのソフト/サービスを利用できる個人版(通常版)プランが、月額5000円(年間プランの場合)または月額8000円(月々プランの場合)。なお、CS3〜CS5.5シリーズのユーザーであれば、初年度は月額3000円(年間プラン)の特別価格で利用できる。さらに、CS6のユーザー向けには初年度が月額2200円(年間プラン)となる特別価格が設定されている(7月31日までの申し込みが対象)。

「Adobe Creative Cloud」個人向けプランの価格(adobe.com)
「Adobe Creative Cloud」個人向けプランの価格(販売店、パートナーサイト)

 アドビシステムズでは今回のメジャーアップデートを記念し、スペシャルサイト「MAGIC MASTER」を公開。魔法のように便利なAdobe Creative Cloudの技術の数々が封印された「マジック・カード」をコレクションするゲームで、カードを集めながらAdobe Creative Cloudのさまざまな製品や機能、それらを組み合わせてできる技を覚えられるとしている。ゲームで指定されたミッションをクリアすると、「100万円相当の純金マジック・カード」が当たるプレゼントキャンペーン(抽選で1名)も7月31日まで実施する。

 あわせてアドビシステムズでは、東京リスマチック株式会社や佐川印刷株式会社など印刷会社4社が、InDesign CCやIllustrator CCをはじめとするAdobe Creative Cloudの最新デスクトップアプリケーションでの出力に対応したことも発表した。デザイナーや出版社が安心して最新ソフトを導入することができ、制作したコンテンツを意図通りに加工・出力することができると説明。今後もAdobe Creative Cloudでの入稿・出力に対応する印刷会社が増えるとし、その一覧をアドビシステムズのウェブサイト案内していく。

(永沢 茂)