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小笠原諸島のビーチや観光名所が「ストリートビュー」で公開

 Googleは30日、小笠原諸島のビーチや観光名所をGoogleマップの「ストリートビュー」で公開した。

小笠原諸島・父島の大村海岸

 Googleでは、2010年に小笠原諸島の車道から撮影した画像をストリートビューで公開しているが、新たにバックパック型の撮影機材「トレッカー」により徒歩で撮影した画像を公開。Googleの撮影スタッフが4日間に渡り撮影したもので、小笠原観光協会の協力を得ている。

 新たに撮影された画像は、島の中心部にありながらアオウミガメの産卵も確認される大村海岸や、島南東部のジョンビーチ、夕日見物の名所として有名な三日月山展望台、カルスト地形が水中に沈んだ特殊な地形を持つ南島など。

ジョンビーチ
南島

 小笠原諸島は、東京都心部から約1000km離れた太平洋上に浮かぶ30ほどの島々で構成されており、現在でも多くの動植物の固有種が生息していることなどから、2011年にユネスコの世界遺産に登録されている。

 Googleでは現在、日本の71カ所の世界遺産をストリートビューで公開しており、今後もこうした自然遺産や文化遺産をストリートビューで撮影し、後世に継承していく一助にしたいとしている。

(三柳 英樹)