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JCB、プリペイド事業に参入~実店舗もネットもOKな「JCBプリペイドカード」

 株式会社ジェーシービー(以下JCB)は、新たにプリペイド事業に参入し、10月1日より「JCB PREPAID CARD」(以下JCBプリペイドカード)」の発行を開始すると発表した。発行は500円から、販売はJCBホームページや専用ダイアルで行う。

JCBプリペイドカードの券面デザインは、カラフルグリッドとブラックグリッドの2種。利用できる店舗には「JCB PREPAID」のマークが掲示される

 JCBプリペイドカードは、「実店舗・インターネットサイトいずれも利用可能」、「無記名発行方式」、「チャージして繰り返し使える・チャージ時にボーナスを付与」を特徴としたプリペイド型のリチャージ式カード。無記名発行方式のため、贈答用にも自己利用にも利用できる。

 「JCB PREPAID」のマークが掲示されたJCBプリペイドカード加盟店で、チャージ残高を上限として利用できる。当初JCBプリペイドカード加盟店は、エディオン、小田急百貨店、上新電機、高島屋、三越伊勢丹グループ、眼鏡市場など、国内約2300店舗で、順次拡大予定。また、スタート時点ではインターネットでの利用に未対応だが、2014年年1月を目途に、インターネット上の加盟店での利用も順次開始する予定だ。

 券面のデザインは、カラフルグリッドとブラックグリッドの2種を用意した。カードは個人情報を保有しない無記名発行のため、贈答ニーズを想定して、発行時利用可能額は500円、1000円、3000円、5000円、1万円、2万円の6パターンを用意。贈答用のカードケースや贈り先への直接発送などにも対応する。有効期間があり、発行時・利用時・チャージ時のいずれか遅い日から5年間となる。

 JCBカードからチャージすることで繰り返し利用でき、チャージ時にはチャージ金額の1%のボーナスが付与される。チャージは1000円単位で、1回あたりのチャージ限度額は2万9000円。1枚あたりのチャージ上限額は5万円。チャージは現在JCBカードからのみとなるが、今後銀行口座などチャージ方法を拡大していく予定だという。

 JCBでは、サーバー管理型・全件オンライン取引のプリペイド決済ネットワークを新規構築し、即時の加減算に対応した。

 今後は加盟店の拡大に加え、コンビニやJCBギフトカードの委託販売店など店舗販売も行っていくほか、プリペイドカードの発行を希望する事業者のサポートや業務受託も検討していく。

(工藤 ひろえ)