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J:COM、JCNの全株式をKDDIから取得、12月に経営統合

 株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は19日、KDDI株式会社が保有するジャパンケーブルネット株式会社(JCN)の全株式取得に向けて、株式譲渡契約をKDDIとの間で締結したと発表した。実際の株式譲渡は12月2日に実施される予定。これにより、J:COMとJCNの経営統合が完了する。

 CATV事業最大手であるJ:COMをめぐっては、KDDIと住友商事株式会社による共同買収の計画が2012年10月24日付で発表されていた。この際、KDDIの完全子会社であるJCNを、J:COMと経営統合する方針も示された。

 JCNは2001年設立。ケーブルテレビ会社としてはJ:COMに継ぐ国内第2位の規模で、首都圏を中心に20社20局でサービスを展開している。KDDIは2006年から出資。2007年にはKDDIの完全子会社となっていた。

 今回発表されたKDDIからJ:COMへのJCN株式譲渡については、「2013年秋」の実施がすでに予告されていた。JCN株式の実際の譲渡は12月2日に行われる予定。これをもって、J:COMとJCNは経営統合される。なお、J:COMとJCNの合併についても、2014年4月を目標に準備が進められている。

(森田 秀一)