サイバーパトロール端緒にShareユーザー御用、アニメ無断公開の自衛官男性

　島根県警生活環境課などは11月20日、ファイル共有ソフト「Share」でアニメ作品を権利者に無断でアップロードしていた広島県の海上自衛官の男性（39歳）を著作権法違反の疑いで逮捕し、翌21日に松江地検に送検した。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会（ACCS）が25日に発表した。

　7月17日ごろから7月20日ごろまでの間、権利者に無断で「ブラック・ジャック劇場版」をShareでアップロードし、不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにして著作権（公衆送信権）を侵害した疑い。男性は容疑を認めているという。このほか3作品のアニメを権利者に無断でアップロードした容疑も持たれている。

　島根県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて著作権者である株式会社手塚プロダクションに連絡したことが摘発の端緒となったとしている。