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ファイル共有ソフトによる違法アップロード、長崎と神奈川で相次ぎ送致

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、長崎と神奈川でファイル共有ソフトによる違法アップロードにより、著作権法違反の疑いで長崎と神奈川でそれぞれ1件が地検に送致されたと発表した。

 長崎県では、ファイル共有ソフト「Cabos」を通じて、外国語会話教材「スピードラーニング初級 全16巻」を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていたとして、長崎県佐世保市の団体代表男性(49歳)が著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで長崎地検佐世保支部に10月25日に送致された。

 男性は容疑を認めており、著作権違反容疑に加え、わいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑でも送致されているという。

 また神奈川県では、サイバー犯罪対策課と鎌倉署が、ファイル共有ソフト「Share」を通じてアニメ作品を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた神奈川県鎌倉市の会社員男性(32歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで10月25日に横浜地検に送致した。

 男性は、2013年3月11日、 講談社が著作権を有するアニメ「みなみけただいま」の第10話「エコライフはじめました」をファイル共有ソフト「Share」を通じて権利者に無断でアップロードした疑い。男性は容疑を認めている。神奈川県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡したという。

(工藤 ひろえ)