ニュース

日本のストリートビューがアジアでも人気、1位「富士山」、5位には「軍艦島」

日本の景色を世界へ――真冬の蔵王で樹氷を撮影&スピード公開

 グーグル株式会社は29日、アジアにおける閲覧数に基づく「ストリートビュー」の人気ランキングを発表した。これと合わせて、宮城・蔵王で撮影したての樹氷のストリートビューも公開した。

宮城・蔵王の樹氷のストリートビュー(提供:Google)

日本で人気トップは「富士山」、アジアでも人気トップ「富士山」

 「日本で人気の世界のストリートビュー」ランキングは、「富士山」「端島(軍艦島)」をはじめとして、やはり10位まですべてを日本国内の場所が占めたが、こうした日本の観光地は、日本のユーザーはもちろん、アジアのユーザーにも人気の傾向にあるという。

 「アジアで人気の世界のストリートビュー」ランキングでは、「富士山」が1位。2位の世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」、3位の水の都「ベネチア」、4位の「エッフェル塔」を上回った。これらに次いで5位には「端島(軍艦島)」、6位「大阪城公園」、7位「由布院」もランクインしている。

 また、台湾のユーザーには「ハウステンボス」「道頓堀」など、香港のユーザーには「由布院」や、「道頓堀」(通りとクルーズ船の両方がランクイン)、さらには「梅田駅周辺地下街」などが人気で、日本への高い関心がうかがえるとしている。

 これに対して「日本で人気の海外のストリートビュー」ランキングからは、ハワイやヨーロッパの都市への根強い人気がうかがえるという。

「富士山」のストリートビュー(本誌2013年7月23日付記事より)
「端島(軍艦島)」のストリートビュー(本誌2013年6月28日付記事より)

日本で人気の世界のストリートビュー

1位:富士山
2位:端島(軍艦島)
3位:パノラマロード(北海道美瑛町)
4位:道頓堀
5位:由布院
6位:仙台
7位:横浜赤レンガパーク
8位:梅田駅
9位:東京ステーションホテル
10位:原爆ドーム

アジアで人気の世界のストリートビュー

1位:富士山
2位:ブルジュ・ハリファ
3位:ベネチア
4位:エッフェル塔
5位:端島(軍艦島)
6位:大阪城公園
7位:由布院
8位:シャン・ド・マルス公園
9位:セントラルパーク
10位:グランドキャニオン

台湾で人気の世界のストリートビュー

1位:ブルジュ・ハリファ
2位:ハウステンボス
3位:道頓堀
4位:白川郷
5位:エッフェル塔
6位:クロアチア ドブロブニク
7位:大阪城公園
8位:パノラマロード(北海道美瑛町)
9位:浅草寺
10位:由布院

日本で人気の海外のストリートビュー

1位:Kapiolani Kuhio Beach(ハワイ クヒオビーチ)
2位:Canali di Venezia(ベネチア)
3位:Grand Canyon(グランドキャニオン)
4位:Milano City Center(ミラノ)
5位:Le Mont Saint Michel(モンサンミッシェル)
6位:Midway Atoll(ミッドウェイ諸島)
7位:Anfiteatro Flavio(コロッセオ)
8位:Galapagos(ガラパゴス諸島)
9位:Eifel Tower/Champ de Mars(エッフェル塔)
10位:Ala Moana Regional Park(ハワイ アラモアナビーチパーク)

【お詫びと訂正 2014/1/30 17:10】
 記事初出時、「香港で人気のストリートビュー」ランキングのリンク先の一部(2位:道頓堀)に誤りがあったため、これを修正するとともに、同ランキングおよび記事本文に補足説明を追加しました。お詫びして訂正いたします。

樹氷のストリートビュー、晴れるまで雪の中で撮影2時間待ち

 樹氷のストリートビューは、宮城・山形の県境付近を走る道路「蔵王ハイライン」近くで1月下旬に撮影したばかりのもの。雲が晴れるまで雪の中で2時間待ち、30分程度で撮影してきたという。

 ストリートビューには、樹氷めぐりの雪上車や観光客らの姿が映り込んでいるところもあるが、ストリートビューの撮影者1人の足跡しかついていないような場所に踏み込んでいるシーンもある。

 グーグルでは「今年も、アジア圏をはじめ、世界中の方に、日本の美しい景色をお届けすべく、日本のさまざまな場所を撮影してまいります」とコメントしている。

蔵王ハイラインと県道12号線の間をウロウロしているのが、樹氷のストリートビューだ。道路部分は、以前から公開されていた夏景色
すみかわスノーパークからの樹氷めぐりツアーの一行だろうか? この辺りは雪上車で踏み固められていて、けっこう人が入っている場所のようだ
新雪に踏み込んでいく気分になれる場所もある。この写真のように、振り返ると足跡は自分のものだけ。何だか少し視界が悪くなってきたようだが……

立山黒部アルペンルートの遊歩道や、ひたちなか海浜鉄道なども

 日本のストリートビューを撮影しているのはグーグルだけではない。同社では、ストリートビューを徒歩で撮影するためのバックパック型機材「トレッカー」を観光協会や企業・団体などに貸し出し、地元のお勧めの場所・名所などを撮影してもらう「トレッカーパートナープログラム」を展開している。

 今回、立山黒部貫光株式会社が撮影した立山黒部アルペンルート周辺の遊歩道など(室堂・みくりが池周回コース、室堂山展望台コース、追分・弘法コース、天狗平水平道コース、美女平遊歩道-ブナ平・称名滝展望コース、弥陀ヶ原遊歩道コース)や、広島県の一般社団法人庄原市観光協会が撮影した上帝釈峡/吾妻山、ローカル鉄道・地域づくり大学の撮影によるひたちなか海浜鉄道も公開されるとしている。

立山黒部アルペンルートの「室堂山展望台コース」

(永沢 茂)