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Bitcoin大手取引所のMt.Gox、すべての取り引きを当面停止すると発表

 仮想通貨「Bitcoin」取引所のMt.Goxが26日、当面の間取り引きを停止すると発表した。

Mt.Goxのサイトに掲載されたメッセージ

 Mt.Goxは、東京に拠点を構えるBitcoinの大手取引所だが、2月7日に技術トラブルによりBitcoinの払い出しを一時停止すると発表。2月17日には再開に向けて準備を進めていると発表していたが、2月25日にはMt.Goxのウェブサイトが何も表示されない状態となっていた。

 その後、2月26日になり、Mt.Goxのサイトに「Mt.Goxの運営と市場に関する最近の報道と影響を鑑み、サイトと我々のユーザーを守るため、すべての取り引きを停止することを決定した。我々は状況を注視しており、それに沿って対応する」とするメッセージが掲載された。

 これに先立つ24日には、Bitcoin関連の6社(Coinbase、Kraken、Bitstamp.net、BTC China、Blockchain.info、Circle)が、Mt.Goxに関する共同声明を発表。「ユーザーの信頼を裏切った今回の問題は、Mt.Gox一社の行動の結果であり、Bitcoinやデジタル通貨業界の価値には影響しない」として、信頼回復のために共同で取り組んでいくとしている。

(三柳 英樹)