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北海道情報大、4月より電子教科書を導入、学生にiPadも配布

 北海道情報大学は、4月より道内大学で初めて電子教科書を導入する。同大学、丸善株式会社、京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(KMSI)の3者が18日、発表した。

 学生が主体的に学べる環境の充実を図るため、電子教科書配信サービスを導入する。初年度は全学部の1・2年生900名へiPadを配布し、丸善出版をはじめ、理系専門出版社6社・10タイトルの電子教科書を活用する。

 電子教科書の配信には、KCCSが開発するクラウド型配信プラットフォーム「BookLooper」を採用。学生は「BookLooper」から必要な教科書をダウンロードし、iPadでメモ・マーカー・全文検索などの学習支援機能を利用しながら学習する。

 「保持する教科書は紙で、日常の授業は電子で」と用途に合わせた学習環境が構築でき、講義資料の配信も可能。マルチデバイス(PC・iPad・iPhone・Android)対応でダウンロード方式なので、教室・図書館・自宅など、時と場所を選ばずに閲覧できるという。

 同大学では、今後配信コンテンツを充実させるとともに、電子教科書の利用状況を把握し、教育の質的向上や学生の学士力向上に貢献できると期待する。

(川島 弘之)