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「Google 歴史アーカイブ」に手塚治虫コレクション、漫画家の登録は初

 グーグル株式会社(Google)は7日、歴史的資料をオンライン公開するプロジェクト「Google 歴史アーカイブ」において、漫画家・手塚治虫の作品やその生涯を伝える資料約170点と、兵庫県宝塚市にある手塚治虫記念館の「ミュージアムビュー」を公開すると発表した。

「Google 歴史アーカイブ」にて公開された「手塚治虫コレクション」(画像提供:Google)

 Google 歴史アーカイブは国際的に展開中のプロジェクト。Googleと提携した世界各地の博物館・資料館などが資料の展示方針などを策定する一方、Googleは主に展示・公開用プラットフォームの提供を行う。ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館をはじめ、日本からは広島平和記念資料館と長崎原爆資料館が資料を公開している。なお、Google 歴史アーカイブに漫画家が登録されるのは今回が初という。

 「手塚治虫コレクション」は、手塚治虫によるアニメ制作へのチャレンジや、「ブラックジャック」発表前後の漫画家としての復活というテーマを設け、画像、動画、テキスト資料を公開。資料は英語でも閲覧できる。

 手塚治虫記念館の館内をストリートビューの機材で撮影した「ミュージアムビュー」についても、コレクションのページで公開される。

手塚治虫記念館の「ミュージアムビュー」もあわせて閲覧できる

(森田 秀一)