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国内初の新gTLD登録データ預託サービス、ミライト情報システムとJPRS協業

 株式会社ミライト情報システム(MIS)は28日、新gTLDのデータエスクローエージェント認定をICANNより受けたと発表した。日本国内では初めてだという。また、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)との協業も発表した。

 データエスクローエージェントというのは、ドメイン名の登録情報を預託する第三者組織のこと。登録情報を第三者組織に預託しておくことで、登録管理業務を行う事業者(レジストリ)が変わった場合でもそのドメイン名の登録管理業務が継続できるようになる。新gTLDのレジストリは、ICANNが認定するデータエスクローエージェントに登録情報を預託することが義務付けられている。

 MISによると、新gTLDの認定エージェントはこれまで海外事業者だけだったという。MISが認定を受けたことで、日本の新gTLDレジストリが国内で登録情報の預託を行えるようになった。

 MISは、預託サービスの提供にあたってJPRSと協力体制を構築し、レジストリ事業を開始する企業・団体を支援していく。これにより、国内事業者のみでの新gTLDの開設・運用支援が可能になったとしている。

(永沢 茂)