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フリービット、スマホ「PandA」を企業・団体専用にカスタマイズするパートナープログラム開始

 フリービット株式会社は、同社が手がけるスマートフォンキャリア事業「freebit mobile」の法人向けサービスとして「freebit mobile パートナープログラム」を開始した。

 パートナープログラムは、特定の顧客を有する企業・学校・各種会員組織が、freebit mobileのインフラと専用スマートフォン「PandA」をベースとした、オリジナルのスマートフォンサービスを構築できる。通信サービスは直接freebit mobileが担当するため、通信サービスのサポートを行う必要がない。

 MVNOの立ち上げには、数億円単位での投資が必要とのことで、導入企業において大きなリスクを伴うことが予想される。更に、スマートフォン端末の調達/在庫管理も必要なため、参入には大きな障壁が存在していたという。

パートナープログラムスキーム

 8月20日に発表された、株式会社エイブルとフリービットの業務提携は、パートナープログラム第1弾。freebit mobileやPandAをベースにエイブルがオリジナルサービスを提供する。端末の販売は、エイブルの店舗で行う。

 端末のカスタマイズについては、「PandA Factory」にて行う。企業・学校・会員組織それぞれが自在にカスタムでき、工場やロジスティクス拠点での出荷前のリワークなしで、ファームウェアからミドルウェアの構築、ホーム画面のほか、アプリ、壁紙に至るまでカスタムできる。

PandA Factoryの概要

 特別な技術やノウハウがなくとも独自のモバイルサービスを小ロットで提供できるほか、ソフトウェアアップデートでも、事前のアカウント設定が必要なGoogle Playが不要のため、アップデート対応の負担が少ないという。

 また、PandA周辺グッズを制作できる「PandA Fab」も提供され、PandAオリジナルケースをデザインの指定から自宅への発送登録まで、スマートフォンの画面操作のみで注文できる。

オリジナルケース

(山川 晶之)