ニュース

ソニー、多言語対応の算数クイズアプリ「MathNative」、Android版も公開

 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所は、多言語対応の算数クイズアプリ「MathNative」のAndroid版を公開した。Android 4.4以降のタブレット専用で、Google Playより無料でダウンロードできる。

MathNative

 MathNativeは、日本の小学生の算数問題をベースにしたクイズアプリ。問題は約600問。単純な択一クイズだけでなく、画面上でシールをはる、パネルをめくるなどの遊びの要素も取り入れた多彩なクイズを用意しているという。買い物や時間の計算など実生活で使う計算や身近にある図形など、生活に密着した算数問題で応用力を伸ばすことができるとしている。進行は、参加者自身が主人公となり、100種類以上の物語と関連させる“ストーリー提供型”。ストーリーは100種類以上あり、5つの難易度に分けられている。

クイズ回答画面
ストーリー選択画面。さまざまな形のパズルを解きながら、形の関係を捉えて、空間認識力を養う発展クイズ「パズルダンジョン」、数字レディのかたづけを手伝いながら、数字に対する感覚を育て、直感力・発想力を養うクイズ「数字レディ」、条件や証言を整理しながら、愉快なストーリーに沿って、論理的な思考力を養う発展クイズ「がんこ親父のすし屋」などがある

 同社では、「世界中のユーザーが国や地域の文化の違いを超えて、ともに学んで競い合える多言語対応のソーシャルラーニングサービスを順次開発し、提供していく」としており、その第1弾として開発したのがMathNative。昨年公開のPCブラウザー版、iPhone/iPad版に続き、今回、Androidタブレット版の提供を開始したもの。日本語版と英語版を用意しており、端末の言語設定を変更することで同じ内容のクイズに日本語と英語で挑戦できるため、算数を教材とした語学学習としても活用できるとしている。中国語版の開発も進めており、2014年度中をめどに公開予定。

(永沢 茂)