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Microsoft、OneDriveアプリをBYOD時代に合わせてアップデート

個人・仕事のファイルを同じアプリからアクセス可能に

 米Microsoftは28日、OneDriveアプリをアップデートしたことを公式ブログで発表した。

 アップデートされたのはAndroid/iOS/Windows Phone向けのアプリで、それぞれのアプリストアなどから無料ダウンロードできる。なお、機能追加はそれぞれのプラットフォームで異なっている。

OneDrive for Android(OneDrive公式ブログより画像転載)

 今回のアップデートで最も注目されるのは、「OneDrive for Android」のアップデートだ。OneDriveの個人アカウントと仕事用アカウントの両方に、同じアプリからアクセス可能になったからだ。アプリからは、コンシューマー用の「OneDrive」とビジネス用の「OneDrive for Business」の両方にアクセス可能だ。アプリの中で、それぞれのアカウントは別々のフォルダーとして表示され、アクセスしているフォルダーが間違えないように配慮されている。

 さらにセキュリティを強化するため、4桁のPIN暗証番号も設定できるようになった。

 その他の改善点としては、カメラバックアップの速度と信頼性が改善されたほか、他のアプリから直接OneDrive内のファイルを開くことができるようになった。

 Microsoftでは「これらのアップデートすべては重要なものであるため、今後数カ月間にiOSとWindows Phoneデバイスにこれらの機能を追加できるようにしたいと考えている」とコメントしている。

OneDrive for iOS(OneDrive公式ブログより画像転載)

 「OneDrive for iOS」も8月26日にバージョン「4.4.2」へアップデートされたことが改めて発表された。このアップデートではiPhone/iPadで検索機能がネイティブエクスピリエンスに改善された。これによって検索ボックスをスワイプダウンで表示し、特定のファイルを検索できる。

 さらにOneDriveウェブ版で利用できるすべての写真を一覧表示する機能が、iOSアプリの新しい「写真ビュー」で利用できるようになった。このビューからOneDriveの写真を時系列でグループ分けして表示できる。さらにカメラバックアップステータスの確認も可能になったとしている。

 「OneDrive for Windows Phone 8.1」は、先週から配信開始されており、バグの修正やOneDrive Recycle Bin(ゴミ箱)へのアクセス機能の追加が行われたとしている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)