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防水電子書籍リーダー「Kobo Aura H2O」、19日から2000台を追加先行販売

 楽天株式会社は、2015年2月下旬に発売を予定している防水電子書籍リーダー「Kobo Aura H2O」について、19日午前10時から2000台限定の先行販売を実施すると発表した。

Kobo Aura H2O
防水機能を備え、水辺でも利用できる

 「Kobo Aura H2O」は、米国と欧州では10月1日に販売が開始された電子書籍リーダーの新端末。日本では、10月31日に300台限定で先行予約販売を開始したが、1時間足らずで完売してしまったという。この先行予約販売分については、12月18日から順次発送を開始した。

 また、さらなる追加販売として、12月19日午前10時から先着2000台を販売すると発表。価格は1万9880円(税込)で、1000円分の電子書籍クーポンが付属する。今回の販売分については、12月19日から順次発送するため、年内にも手元に届く予定。

 台数制限のない一般販売は、2015年2月下旬を予定している。Kobo Aura H2Oは、海外でも予想を上回る売れ行きのため、生産が追いつかない状態となっているが、日本での販売開始に向けて増産体制を整えたとしている。

10月31日の先行予約分は発送を開始
2000台の追加先行販売を12月19日に実施

 Kobo Aura H2Oは、IP67防水に対応し、水深1mで最大30分の使用が可能。プールなどの水辺や、お風呂、キッチンなどでも利用できる。ディスプレイに水滴が付いた場合には、乾いた布などで拭き取って使用することが推奨されており、ディスプレイ上の水滴を自動的に検知してアラートを出す機能も備えている。

正面
背面
水滴を自動検知する機能を搭載

 ディスプレイは、従来のKobo端末よりも大きな6.8インチの電子ペーパーディスプレイを採用。解像度も265dpi(1430×1080ドット)とさらに高解像度になった。フロントライトを搭載し、暗い場所での読書にも対応。従来機では端末上部にあったフロントライトのボタンは廃止されたが、代わりに読書中の画面で左端をスライドすることで、光量を調節できる機能が追加された。

 microSDHCカードによるストレージの増設が可能。内蔵ストレージは4GB(ユーザー領域は3GB)。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。本体サイズは約129×179×9.7mm。重量は約233g。

従来機のKobo Aura(左)に比べてディスプレイが大きくなった
上部はオン/オフボタンのみで、フロントライトのボタンは廃止された
画面左端をスライドすることで光量が調節できる

(三柳 英樹)