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凸版印刷、電子書籍対応「凸版文久体」の本文用ゴシック提供開始、字の形・大きさを揃えすぎないデザインで抑揚
(2015/1/20 13:12)
凸版印刷株式会社は、電子書籍などにも対応したオリジナル書体「凸版文久体」シリーズ第2弾として、本文用ゴシック体の「凸版文久ゴシック R」を2月上旬に提供開始すると発表した。
現代のデジタルフォントの傾向とは異なり、文字の形・大きさを揃えすぎないデザインにより、横書きでの読むリズムを演出する抑揚あるデザインが特長という。また、漢字・仮名・英数字・記号類は区別が付くように異なった設計にして可読性を高めているほか、仮名の起筆部に左からの打ち込みを設け、横書きでの線の流れが見えるようにした。
OpenTypeフォーマットで、文字セットは「Adobe-Japan1-6」(2万3058文字)/JIS2004(JIS X 0213:2004)準拠、IVS対応。対応OSは、Windows 8/7/Vista、Mac OS X 10.4以降。ライセンス提供のほか、凸版印刷のコンテンツサービスの基盤としても提供する。
「凸版文久体」シリーズとしてはすでに昨年2月より「凸版文久明朝 R」が提供されており、「凸版文久ゴシック R」の登場により本文用明朝体・ゴシック体が出そろった。凸版印刷では引き続き「凸版文久見出し明朝」などの開発を進め、2016年春までにシリーズ全5書体の提供を目指す。
【お詫びと訂正 19:30】
記事初出時に掲載していた「凸版文久ゴシック R」の特長についての画像に誤りがあったため、正しいものに差し替えました。お詫びしてい訂正したします。