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キヤノン、ネットワークカメラ新製品9機種を発表、360度旋回屋外モデルや赤外照明搭載モデルなど

 キヤノンは、ネットワークカメラ「WebView Livescope」シリーズの新製品として、カメラをエンドレスに回転させられる360度旋回型モデルや、0ルクスの暗闇でも撮影可能な赤外照明搭載モデルなど9機種を発表した。従来の屋内向けモデルに加え、屋外向けモデルも加えたラインナップとなっている。

360度旋回・屋外向けのVB-R11VE/VB-R10VE
360度旋回・屋内向けのVB-R11

 360度旋回型モデルは、360度のエンドレス旋回、180度フリップによってカメラの自在な動きが可能。撮影位置を最大256カ所まで登録可能で、プリセット巡回ではルートを5種類まで設定できる。カラー撮影時には0.03ルクス、ナイトモードでの白黒撮影時には0.002ルクスでの撮影が可能。レンズは光学30倍ズームレンズを搭載する。

 ラインナップと標準価格(税別)は、屋外向けの「VB-R11VE」が62万円、屋内向けの「VB-R11」が52万円。屋外向けで音声入出力端子などを省略したモデル「VB-R10VE」は59万円。発売時期は7月上旬(VB-R11のみ6月下旬)。

赤外照明搭載モデルのVB-M741LE/VB-M740E

 赤外照明搭載モデルは、光源がない0ルクスの暗闇においても、30メートルまでの対象物が撮影が可能。赤外照明を使用しない場合でも、カラー撮影時には0.02ルクス、ナイトモードの白黒撮影時には0.001ルクスの環境下で利用できる。水平画角113.4度の広角仕様で、空間全体を見渡した映像を記録できる。

 ラインナップと標準価格(税別)は、「VB-M741LE」が23万円、音声入出力端子などを省略したモデル「VB-M740E」が18万円。両機種とも屋外設置に対応する。発売時期は6月下旬。

バンダルドーム型・屋外向けのVB-M641VE/VB-M640VE
バンダルドーム型・屋内向けのVB-M641V/VB-M640V

 バンダル(耐衝撃)ドーム型モデルのラインナップと標準価格(税別)は、屋外向けの「VB-M641VE」が19万8000円、屋内向けの「VB-M641V」が15万8000円。音声入出力端子などを省略したモデルは、屋外向けの「VB-M640VE」が17万8000円、屋内向けの「VB-M640V」が13万8000円。発売時期は屋外向けモデルが6月上旬、屋内向けモデルが5月下旬。

 全モデルについて、霧やかすみがかかった映像の自動補正機能や、逆光や暗い部分を自動的に補正するオートSSC機能を強化。映像中の指定エリアに入った動体を自動的に追尾する機能や、人の悲鳴や叫び声を検知する機能を追加した。

(三柳 英樹)