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バイドゥが「popIn」を買収、ネット記事の読了測定技術などを提供する東大発ベンチャー

 バイドゥ株式会社は8日、ネイティブ広告事業を展開するpopIn株式会社の発行済み株式をすべて取得し、経営統合を行ったと発表した。

 popInは、東京大学エッジキャピタルの支援を受けて設立された大学発のベンチャー企業。記事コンテンツの読了測定技術「popIn READ」や、ネイティブ広告に対応したコンテンツ発見プラットフォーム「popIn Discovery」などを提供している。

 バイドゥでは、popInのREADやDiscoveryといったネイティブ広告技術に注目。経営統合を行うことで、中国やアジアなどへのpopInの世界展開を支援するとしている。また、popInの技術を中国の百度で広告プラットフォームに採用し、広告精度の向上を図る。

 popInは、今後も日本において独立した企業として事業を継続する一方で、百度が保有する人工知能技術やディープラーニング技術と融合することで、さらなる技術向上を行うとしている。

(山川 晶之)