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JEPA、電子辞書の歴史や特徴を解説した書籍発刊

 一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)は9日、電子辞書の歴史や特徴などをまとめた書籍「電子辞書のすべて」を株式会社インプレスR&Dから発刊した。小売希望価格(税別)は、電子書籍版が700円、印刷書籍版が1200円。電子書籍フォーマットはEPUB3/Kindle Format8。印刷書籍版はA5判/モノクロ/本文94ページ。

 昨年、日本初の辞書CD-ROM「最新科学技術用語辞典」(三修社)の発売から30年目の節目を迎え、JEPAではこれを機会に、電子辞書に関する情報を一冊の書籍としてまとめることを企画。電子辞書テーマを扱う「レファレンス委員会」メンバーが執筆にあたった。

 電子辞書の機能強化と市場拡大、対象となるコンテンツ分野、デジタルならではの便利な機能、編集・制作現場の実際、電子辞書の現状と問題点などを簡潔に解説する。

 なお、本書の構成は以下の通り

第1章 電子辞書の発展と広がり
第2章 対象となるコンテンツ分野
第3章 電子辞書の機能
第4章 出版社における編集体制
第5章 電子辞書のための追加加工
第6章 電子辞書を取り巻く環境
A 付録1 海外の電子辞書事情
B 付録2 電子辞書総合年表

(磯谷 智仁)