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写真共有アプリのわいせつ画像も通報受付・削除依頼の対象に、警察庁系の窓口が指針改訂へ

 一般財団法人インターネット協会(IAjapan)は、警察庁からの委託事業として運営しているインターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口「インターネット・ホットラインセンター(IHC)」の運用ガイドラインを改訂する。17日、改訂案を公表した。3月2日までパブリックコメントを受け付ける。

「インターネット・ホットラインセンター」のウェブサイト

 スマートフォンの写真共有アプリで流通するわいせつ・児童ポルノ画像などが増加している問題に対処するためのもの。IHCが通報を受け付ける対象を、従来のウェブサイトや掲示板で流通している違法・有害情報に加え、スマートフォンアプリを介して流通している違法・有害情報にも拡大する。

 IHCでは寄せられた情報について、ガイドラインで規定した違法・有害情報に該当するかなど判定した上で、警察や国際機関への通報およびプロバイダーなどへの削除依頼を行っている。

(永沢 茂)