痴漢誘引も有害情報、ネットの通報窓口ガイドライン改定案


 インターネット協会は4日、ネット上の違法情報や有害情報に関する情報をユーザーから受理し、警察への通報やプロバイダーへの削除依頼などを行う「インターネット・ホットラインセンター」について、運用ガイドラインの改定案を公表し、パブリックコメントの募集を開始した。意見提出期限は2月28日まで。

 改定案では、違法情報としてホットラインセンターが扱う情報として、麻薬特例法違反、売春防止法違反、携帯電話不正利用防止法違反に該当する情報について、事例の追加や表現の見直しを行っている。

 また、有害情報として扱う情報については、通報の中に多く含まれる「わいせつ物の頒布等」を例示に追加するとともに、電子掲示板上の書き込みなどに誘引された痴漢行為が社会問題となっていることを踏まえ、「痴漢行為を誘引等する情報」を例示に追加。「有害情報である疑いが相当程度認められる情報」に関しても、「規制薬物の広告」を例示に追加する。


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(三柳 英樹)

2010/2/4 18:36